「このタイトルは果たしてGoogleに受け入れてもらえるのだろうか?」とタイトル欄に何の抵抗もなく入力した後に疑問を抱いても、もはや手遅れである。罰金が発生するのであれば対策を練らなければならないが、過去の記事をご覧くださった方は既にお気づきかと思うが、基本的にかったるいことは嫌いなのである。つまり修正する気はさらさらないということだ。今回の記事ではタイトル通り、下ネタ満載の文章が続く。抵抗がある方はここでブラウザを静かに閉じて欲しい。ちなみに下ネタだけではなく「引き寄せる方法を間違えるとこうなるぞ。」ということと「一瞬会って、さっと立ち去るメッセンジャー的な人間は存在する。」という少々オカルト要素も含まれるということを先に伝えておく。総合的に見てかなりキモい記事になること必至である。ここまで読んで「何でもかかって来いや!」と思ったあなたは相当な猛者である。今後の人生において苦難を抱えたとしても、速攻でクリア出来ると思う。あなたは十分強いので、しっかり自覚をもって欲しい。
2019年の出来事なので、実はそう遠くない話だったりする。当時語学学習の為に、私はとあるスマホアプリを利用していた。ウェブで調べればすぐに検索結果に出てくるので、興味がある方は検索してみて欲しい。色んな国の人が集まるアプリで、様々な言語でコミュニケーションを取ることが出来るので、私は語学学習の為に頻繁に活用していた。「日本人の女」とプロフィールに書くだけで、世界中の人達から沢山のメッセージが飛んできた。日本語学習をしている外国人の数が予想以上に多いことに驚いた。ほとんどは私の様に真面目に語学学習に励んでいる人からメッセージが届くことが多く、日本語で書かれた文章を添削したり、日本文化について少し教えたこともあった。日本語を教えることは非常に難しく感じた。私たち日本人は日本語を学習して習得した訳ではないので「日本語をどうやって勉強したら良いですか?」と他言語学習者の鉄板のは質問であるが、実際に投げかけられた時には困惑してしまう方も少なくないだろうと思う。私のそのひとりだった。なので、私は語学学習の際にに役立った方法などを紹介したりしていた。手前味噌だが、なかなか優良なユーザーだったと思う。
しかし、とある男性と関係を持ったことをきっかけにアプリの利用をやめた。先に言っておくが、何かトラブルに巻き込まれたなどそういうことではなく、彼とのコミュニケーションがかったるくなってしまったのだ。彼はキューバ系アメリカ人で、今適当に思いついたので名前はジョアンとでもしておく。私と同い年、同じ地域に住む本国で全く売れなかった元エセギャングラッパーの英会話教師だった。彼は自分が本国でラッパーとして活動していたことは私には一言も言わなかったが、何故私がそのことを知っているかと言うと、Googleで彼の名前で検索を試みたところ、英会話教師ではなくラッパー時代の彼の写真が一番上に検索結果としてあがってきたからだ。私はそれを見て、盛大に吹き出してしまった。更にYouTubeに彼がラップしている動画があったので聴いてみたが「自分の名前をラップ詞にガッツリ含めて自己紹介している奴は大体下手クソ。」という持論が正しいということを証明してくれた。それを証拠に、10年以上前に公開された動画なのにも関わらず、視聴回数も80回程度で止まっていた。私を含むクソラップ動画を再生してくれたすべての人に菓子折りでも配るべきだと思う。出逢った時は彼は既に日本に来て6年経過していたので、片言で日本語も話せていたが、私は真面目に語学学習をしていたので、彼とは英語で会話していた。
出逢ってすぐジョアンは「私に会いたい。」と言い始めた。一番初めにそう言われた瞬間に、私は彼が私と寝たいと思っていることが分かった。彼は所謂「出会い厨」という奴だった。アプリで出逢った外国人男性に会いたいと言われた場合、十中八九セックスが伴うと考えて良い。「ウチに来て、Netflixを一緒に観よう。」の翻訳は「ウチへ来て、燃え尽きて灰になるまでセックスしよう。」である。テストに出るので、覚えておいた方が良い。私はジョアンの提案を暫くの間爽やかに交わしていたが、数ヶ月やりとりした後に実際に会うことになった。つまり、ジョアンに数ヶ月もの間粘られたのだ。私は彼と会うまでの数ヶ月間で語学力がみるみる伸びていった。その点においてはジョアンに感謝しきりなのだが、ジョアンからすれば「ギブアンドテイクが成り立っていない。」と面白くないと感じていたのだと思う。会う寸前までは毎日の様にしつこく何度も会いたいと言われた。そして、ついに会う約束を交わしたのだった。かなりゲスい話になるが、私もその時には既にパートナーがおらず、久しく誰ともヤっていなかったので、正直なところ「黒人と一度寝てみたかったし、性欲解消出来るしで丁度良いや!おけまる!」と思ってしまったのだ。30代女性の中では、国内トップクラスのカスである。こう思ってしまった時点で契約成立だ。私は約束した日に彼の住む街へ向かった。ちなみに彼との「ワンナイトラブ」は甲子園風に言うと、13年振り3度目だった。そして、記録は彼で止まっている。現在はヤりたいよりも「人探しが至極かったるい。」という気持ちが強いので、現在は何もしていない。加齢のせいか、若い頃と比べて性欲も落ちてしまった。今更イメージ改革を行うつもりはないが、一応伝えておく。説得力がまるでないが、人生で寝た男の人数は、両手で数えられる範囲内である。そして確認だが、私は完全なる非モテである。少々脱線したが、彼と初対面を果たし、その10分後に私は彼にがっつり抱かれたのだった。その時の感想を正直にここに記しておく。
クソ痛い上に、全く気持ちよくない。
彼は私がそんな風に感じていることを察知することもなく、彼は無心で最後まで行為を続けたのだった。ある意味燃える様なセックスではあったが、燃えていたのはジョアンだけで、私は彼の火炎放射を真正面から受けて、苦笑いしながら塵と化したのであった。あんなクソみたいなスキルでドヤ顔でラップした動画を全世界に発信してしまうだけあると妙に納得してしまった。ラップ同様、モロクソ下手だったのだ。
まず、黒人である彼のアレは言うまでもなく大きかった。しかし、とてつもなく痛いのだ。快楽を得られることはなく、猛烈な痛みと約20分間戦い続けた。まだ子宮がん検査の方が耐えられるレベルである。これを書いていて思ったが、最近私は婦人科系の疾患に罹り、手術を受けた。手術前にいくつもの検査を受けたが、それに耐えられたのはこの経験が活きた証拠なのかも知れない。…この様に無理矢理ポジティブ変換したくなる程に、人生でトップ3に入るレベルの痛みだった。ちなみに輝く第一位は腎盂腎炎一歩手前の膀胱炎である。彼との最中に、マジシャンなのかと勘違いするほどの光の速さでコンドームが出てきた。明らかに手慣れている。彼は言うまでもなく過去に何人もの日本人女性を抱いて来た「ルーザー」なのだ。「だったらもっとうまくやれよ。マジシャンでなくテクニシャンであれ。」と突っ込みたくなったが、激痛に耐え続けた自分を自分で称えることで精いっぱいの状態だった。
事を終えた後、彼は私のことを急に褒めはじめた。「英語が本当に上達したね。」、「綺麗だね。」などと語り始めるのだ。経験上、大体の男は事後即寝する。私の外見や中身には一切関心がないからだ。抱けたのなら任務完了。多くは、大して上手くもない癖に「力尽きた。」と適当に言い訳して、深い眠りにつくポークビッツ野郎ばかりだった。今まで私とのコミュニケーションを取ろうとする奴は誰一人としていなかったので、彼は私の中でかなり異例だった。確認だが、私は30代独身実家暮らし非正規肥満体型である。そして子どもの頃から褒められたことなどなかったので、褒められた時の耐性が無く委縮してしまい、返しも全て否定形になってしまうのだ。コミュ障日本代表である。しかし、私が「そんなことないよ。綺麗じゃないよ。」と否定すると、彼は顔をしかめて「そんなことない!!!君は十分魅力的だよ!!!」とすかさず強い口調で反論するのだ。何なんだ、何の前触れもなく急に火ぶたが切って落とされたこの争いは。私が否定すると、彼がすかさず ” No!!! ” このやり取りが暫く続いた。一糸まとわぬ全裸の状態で「もっと自分に自信を持ちなよ。」と真顔で励まされても正面から受け止めることは出来なかったが、この一連の出来事がきっかけで、私は「自分を大切にする方法」と「励ましてくれる人の心理」というキーワードでよくGoogle検索するようになった。おそらくここまで目を通してくださった読者の方の中には「彼が励ましてくれたり褒めたりしてくれるのは、アンタとまた寝たいからでしょ。」と思った方も少なくないと思う。しかし、彼と関係を持ったのは一度だけで、その後アプリのメッセンジャーでのコミュニケーションが続き、私がかったるくなってフェートアウトしてしまった。彼が私をまた抱きたいと思っていたかは不明だが、真顔で怒られている時には下心は感じられなかったというのが正直な感想だ。私が性格や容姿など全てにおいて自信を持てていない様子に対して、真剣に怒っていたのだ。
先述の通り、私と彼との縁はあっさり切れてしまったのだが、それから私は心理学を独学で学び、そこから更に知識に磨きをかけて、実は現在派遣の仕事とは別にその知識を活かして副業をしている。敢えて何の仕事かは伏せるが、自分が毒親育ちであることや、学生時代に家でも学校でも上手く行かなかったという経験も仕事に活かすことが出来ている。ちなみに怪しい職業ではない。驚くかも知れないが、年間で120万円程稼いだこともある。自分のペースで仕事ができるので、副業がかったるいと感じる時は一切やらない。そういう意味では、彼との出逢いには本当に感謝している。また、アラフォー独身実家暮らし非正規肥満である自分に決して満足している訳ではないが、ほんの少しだけ自分に自信が持てたというのも彼のお陰なのかも知れない。ただ二足の草鞋を履いている間、ワンナイトラブの相手である彼の存在を時々思い出して、全裸で真顔で怒られたことと、人生でトップ3に入る痛みが蘇ってくるのは正直微妙なところである。
本当に人生って何があるか分からないとつくづく思う。彼と出逢う前、私は何度か「黒人とヤってみてぇ~!」と思ったことがあった。単に色々な意味でビッグな黒人と寝たらどんな感じなんだろう?と興味本位でそう思ったのだが、見事に黒人とのセックスだけをピンポイントで引き寄せてしまった感は否めない。私は昔一時期流行った「引き寄せの法則」に関してはあまり詳しくないのだが「間違った引き寄せ方」を法則本を読む前に先に学んでしまったので、今後はあまりセックスについては強く考えない様にしようと肝に銘じた。分かっちゃいたけれど、愛情のないセックスはシンプルにつまらない。燃えるのは相手だけで、私にとってはただの拷問なのだ。金銭的な負担も彼の街に行く為の交通費だけで済んで良かったと思う。片道560円の切符は、副業年収120万円達成への必要経費だったと思うようにしている。ここまで読んでくださった変わり者のあなたは、くれぐれもピンポイントで強く願わない方が良い。「運命の人に出逢いてぇ~!」みたいな抽象的な願掛けも要注意だ。悪い意味で運命を変える人間が現れる可能性も否定できないからだ。結婚相手と出逢いたい人は「具体的にどんな人と結婚したいのか。」ということを時間をかけて良く考えた方が良い。身長・体重・職業・性格・臭くない・ハゲてない・借金なし…などとにかく細かく考えた方が良い。結構真面目に言っている。そうでないと、とんでもない奴が目の前に現れるかも知れないからだ。本当に気を付けて欲しい。ただ例外で、私の様に「おこぼれ」を貰えるパターンもある。彼は私にとってメッセンジャーだったのかも知れない。メッセンジャーとは、その人にとって重要なことだけを伝えて颯爽と去ってしまう人のことである。つまり友情や愛情を共に築ける相手とは限らないし、運命を大きく変える相手であるとも限らない。その渡されたメッセージを読むも捨てるも受け取った側次第だ。私は全裸で半ば強制的に受け取ることとなった。相変わらず卑下することも否定形で返事するところも改善出来てはいないが、あれから5年経った今でも、頭では自分のことをなるべく卑下しない様にしようという心持ちでいる。痩せて人間に戻ったらもっと自信が付くかも知れないと思い、今後自分の「城」に引っ越したら、減量への道の第一歩として、ヨガに挑戦してみるつもりだ。今住んでいる実家でやるつもりはない。アホ親が覗きに来るからだ。何度も言うが、私はかったることは嫌いなので、ゆるく続けられる様に努力していきたいと思っている。
ここまで書いてきて自分で良く分からなくなってきたのだが「書きたいことは全部書けた!」という満足感が強いので、大した文章校正などはせず、ここで終えたいと思う。願い事は正しく行えば、あなたの願いも私の願いも叶うと思う。「さっさとこんなクソボロな家出てぇんだけど。」とひとり嘆いていた私は、近日自分の城へ移る。築20年のマンションなので、人によってはボロく感じるかも知れないが、京都にある寺院に匹敵する築年数の実家と比べれれば新築同然である。毒親に加えて、ヤスデやネズミ、ゴキブリ、デカい蜂、よくわからない虫とはもう戦いたくないのである。私みたいな落ちこぼれでも少しずつ目標達成に向けて動いている。これを読んでいる皆さんの方がよっぽと品行方正である。だから、大丈夫。黒人とのセックスさえ引き寄せなければ。